函館市内の料亭で働いた後、湯川温泉のホテルで調理長を勤めて、現在、五稜郭で和食の お店を開いております。昨年より、ご縁があって清尚高校調理科で日本料理をお教えすることになりました。
　 清尚高校に来て最初に感じたことは、皆さんしっかりと技術が身についているということです。特に3年生は素晴らしい！ さすがに調理の世界に進むことを目指して入学して来た人たちだけあって、とても熱心で私も教え甲斐があります。
　料理人の世界は決して生半可な気持ちでは務まらない厳しい世界です。それを乗り切るには、調理に対する探求心と料理人として認められたいという熱意を抱く事です。
　そして興味を持って日々学ぶ事です。そういう人は調理に対する知識 欲も高まり、職場でも先輩から可愛がられ、たくさん教えて貰える事で伸 びしろのある人材になることが出来ます。
　これから清尚高校を目指す皆さん、山海の食の宝庫であり観光都市でもある函館でこそ、調理人が地域で果たす役割は大きいです。是非、調理の醍醐味に興味を抱いて学んでください。私も心から応援致します。

日本料理実習担当
白戸 光 先生